液面計・サイトグラス/製品案内
透視式液面計
 T2 ・ T4 ・ T6 ・ T12
概要
ゲージ本体の液室の前後に強化された平型ゲージガラスを置き、これをカバーで挟んで締め付けた構造で、ガラスを透して液のレベルを見るものです。
ガラス面に付着して液面を見難くする液体の場合は、非粘着製の特殊コーティングを施工したゲージガラスを使用します。
用途・特長
T2シリーズは、広範囲の機器・装置に使用できる汎用性の高い低圧用標準液面計です。
この液面計は、ボイラーなどのスチームサービスやガラスを腐食する液体などに対し使用され、ガラス防護のシールド板(マイカ・樹脂等)を装着する必要があります。
また、容器内に比重の異なる混じり合わない二液があり、その境界面を監視する界面監視の場合にも使用できます。暗い場所や透明液で液位が見難い場合は、液面計の背後に照明装置を取り付けることで、より一層液位が見やすくなります。通常は照明装置を取り付けて使用して頂いております。
種々の化学プラントのほか、発電プラントなどのスチーム用に多く使用されております。
T4シリーズは、「T2型」よりも高い中圧用標準液面計です。
高い圧力のシール性を保持するためには、強い締付け力が必要となります。その締付け力によって生じるカバーの変形を抑えるためカバーは両端リブ付の堅牢な鍛造品を使用しております。最近、ゴミ焼却廃熱発電用ボイラーおよび給水加熱器によくご使用頂いております。
T6シリーズは、「T4型」よりも更に高い高圧用標準液面計です。
大型発電ボイラの給水加熱機などのスチームサービス用には最も適した型式として多く使用され、高温水・蒸気によるガラス腐食に対してはマイカシールド板を装着することによってガラスを保護しております。
 また高圧ケミカル用にも多数使用されております。
T12シリーズは、「T6型」よりも高い圧力の液体の場合に用いられる高圧用標準液面計です。
シール性を向上させるためにゲージガラスには直接締付け力が掛からないように、ガラスはカバーの中に納めて高い締付け荷重にも耐える構造です。また高温使用時に起こる昇温・降温の反復による本体やカバーの歪みなどによって生じる締付けトルク値の変化は、特殊ボルトおよび複数の皿バネ座金を用いることによって最小限に止め、平型透視式液面計の中では最も高圧・高温に耐えるよう長年の経験により開発した液面計です。
火力・原子力発電用タービン系に使用される高圧給水加熱機用として最適で、その安定した実績はユーザー各位より高い評価を得ております。
T2・T4・T6・T12の主な仕様(◎:標準材質 ○:オプション ―:供給不可)
 
液面計型式
T2
T4
T6
T12
参考図面ダウンロード(PDF)
最高使用圧力
(ガラスサイズ№4の場合)
単位:MPa(kgf/c㎡)
4.1( 42)
10.8(110)
11.4(116)
15.5(157)
温度範囲(℃)
-10~400
-10~450
-10~450
-10~450

本体 
炭素鋼
ステンレス鋼
ガラス  
硼珪酸
シリコンコーティング
FEPコーティング
ガスケット
PTFE
グラファイト
ノンアスベスト
ボルト 
ボルト用鋼
ステンレス鋼
接続される代表的な
ゲージバルブシリーズ
L200
L500
M100
M500
MY100
MY200
H200
高圧ガス認定品の有無